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マタニティマッサージとは?妊娠中にみられる主な病状や期待できる効果など詳しく解説

マタニティマッサージとは、筋肉の緊張をほぐし血の巡りをよくする、妊婦のためのマッサージです。つわりやイライラ、足のむくみなど、妊娠中によくある症状を和らげる効果があるといわれています。

この記事では、妊娠中の体調変化が気になる人に向け、マタニティマッサージの特徴、どのような症状に効果が期待できるのか、施術を受けるまでの流れ・注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

マタニティマッサージとは
マタニティマッサージの特徴
マタニティマッサージを行う目的
妊娠中にみられる主な病状
マタニティマッサージの流れ
マタニティマッサージを受ける際の注意点
まとめ

マタニティマッサージとは

マタニティマッサージは妊婦のためのマッサージで、全身の筋肉の凝り・張りをほぐし、血流をよくします。たとえば、妊娠による体重増加が原因の腰痛やイライラやストレスなど、心身の不調を緩和することが期待できます。

マタニティマッサージは母体と赤ちゃんに影響を与えるため、整骨・マッサージ・鍼灸・カイロプラクティックを専門とする医療機関で施術を受けましょう。また、事前に産婦人科の主治医とも相談してください。

マタニティマッサージの特徴

マタニティマッサージを受けられるのは、基本的には安定期に入ってからになります。マタニティマッサージは姿勢を変えたり指圧をしたりするため、妊娠初期は施術を断られる場合もあります。

また、薬は一切使わず、全身の筋肉を緩めるマッサージであるのも特徴です。体に負担をかけずに凝りや張りを緩和したり、血の巡りを促したりできます。

マタニティマッサージを行う目的

マタニティマッサージは、赤ちゃんの健康と出産によい影響を与えます。

赤ちゃんの健康を保つため

母体のストレス、体の不調が胎児に伝わることがあります。マタニティマッサージで血の巡りをよくして胎児にしっかり栄養を届けると、赤ちゃんの健康をサポートできます。

安産のため

マタニティマッサージによって関節や骨盤の筋肉、腰椎の柔軟性を高めておくと、お産が楽になる傾向があります。また、血の巡りをよくすることで、逆子の原因になることもある体やお腹周りの冷えの予防にも効果的です。

マタニティマッサージは腰・背中など負担のかかりやすい箇所をいたわります。これにより、産後の日常生活への復帰しやすくもなります。

妊娠中にみられる主な病状

妊娠中は体にさまざまな不調が出やすいデリケートな時期です。ここでは主な症状とマタニティマッサージで期待できる効果について解説します。

つわり

妊娠中によく起きるとされるつわりですが、実ははっきりした原因はわかっていません。ホルモンバランスの乱れや胃腸が弱っていること、胃が熱を持つことなど、さまざまな理由で説明されますが、根本的な原因は不明です。

しかし、マタニティマッサージを受けることで、症状を和らげることはできます。特に背中には胃の健康を促すツボが集中しています。これらを押すことで、つわりが緩和される人は少なくありません。

また、東洋医学ではひざのお皿の下にある「足三里」をマッサージすることで、胃の気が下がるとされています。

イライラ

イライラは、妊娠中に女性ホルモン分泌量が変化することで起きやすい症状です。また、体が動かしにくいことや出産に不安を感じるなどして、イライラする妊婦も少なくありません。そのため、安定期に入ると体の変化や妊婦の生活に慣れてきて、あまりイライラしにくくなる人もいます。

マタニティマッサージで期待できる主な効果は、自律神経の安定です。施術にはリラックス効果があり、日々の緊張や疲れが取れて、イライラが少なくなります。そのため、イライラの改善には、スタッフに対して安心感が持てることと医療機関が居心地がよいスペースであることも大切です。

下痢・便秘

下痢・便秘は、お腹が大きくなってきて腸が圧迫されやすいことで起きる症状です。また、プロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンの分泌量が増えることも、腸の働きが弱くなる原因です。

下痢・便秘が多いことを伝えると、腸に好ましい刺激を与えるマッサージをしてもらえます。また、便秘の原因のひとつとして、運動不足によって全身の代謝機能が鈍くなっていることも挙げられます。この場合は、全身マッサージで血の巡りが改善することで、お通じがよくなる可能性があります。

腰痛・股関節痛・臀部の痛み

お腹が大きくなるにつれ、どうしても骨盤は前傾します。これにより、腰痛・股関節痛・臀部の痛みが引き起こされます。もうひとつの原因は、妊婦は靭帯や関節を緩ませるホルモンが多く分泌されるため、骨盤や股関節がゆがみやすいことです。

マタニティマッサージでは、これらの症状を無理に直すような施術はしません。腰痛・股関節痛・臀部の周りの筋肉をほぐして、痛みをやわらげるだけです。筋肉の凝りが取れると、正しい位置に戻りやすくなり、結果的に症状が和らぐことも期待できます。

頭痛・肩こり

頭痛や肩こりは、肩が前に出る「巻き肩」になることで起きやすい症状です。これは、ホルモンの分泌で乳房が大きくなると姿勢が悪くなりやすいことと関係しています。腕が内側にくると、肩や首回りの筋肉の負担が増え、頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。

マタニティマッサージでは、仰向けの姿勢になり、肩や首回りの筋肉の緊張を取り除く施術をすることが一般的です。凝りが軽減され、頭痛も緩和されることが期待できます。

なお、巻き肩の姿勢は、スマホを操作する姿勢とほぼ同じです。外出が少なくなりスマホの利用時間が増えている人は、特に巻き肩になりやすいので注意しましょう。

足のむくみや冷え・こむら返し

赤ちゃんが大きくなるにしたがって、重さでお腹の血管が圧迫されやすくなります。お腹には大きな血管が通っているため、下半身全体の血流が悪くなり、足のむくみ、冷え、こむら返しを引き起こすことがあります。また、妊娠30週ごろからむくみを感じる妊婦が増えるのは、血液の量が増え水分過多の状態になるためです。

これらの症状が出ている場合は、下半身を中心にマタニティマッサージを行います。ふくらはぎや足の付け根などをマッサージすると、冷えが改善し、むくみやこむら返しも起きにくくなります。

マタニティマッサージの流れ

マタニティマッサージは、まず問診・検査を受けてから、妊婦の体に合った施術を受けることになります。

問診や検査

施術前には、スタッフから問診・カウンセリングを受けます。また、実際に首や肩などの筋肉の状態を確認して、今後の施術について説明してもらえます。

施術

施術はお腹を圧迫しないように、横向きか仰向けで行います。通常、個室または仕切りのあるスペースで行われるので、リラックスできるでしょう。クリニックによっては、抱き枕などを用意しており、楽な姿勢でマタニティマッサージを受けられます。

マタニティマッサージを受ける際の注意点

マタニティマッサージは、母体と赤ちゃんに配慮して、血行をよくするために行う施術です。子宮に刺激を与えるツボを押したり、腰痛改善などのために無理な姿勢になったりすることがないか、念のため確認しておきましょう。また、事前におおまかな施術内容を産婦人科の主治医に伝えて、問題ないか聞いておくことも大事です。

マタニティマッサージは国家資格を持ったスタッフに行ってもらうと安心です。特に、マタニティマッサージの実績が多い医療機関を選ぶとよいでしょう。

まとめ

妊娠中は心身のリフレッシュのためにアロマを活用するのがおすすめです。ただし、品質がよく、妊娠中でも使える精油を選ぶ必要があります。精油は芳香浴やスプレー、マッサージや入浴など、好きな方法で楽しめることもポイントです。

妊娠・出産・ちいさなお子さんを育てているママを応援するマイマ ボタニカ(maims botanica)では、素材にこだわったアイテムを販売しています。アロマを楽しむだけでなく、心地よく使えるアイテムで、快適なマタニティライフを送りましょう。

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記事を書いた人

松島 啓太
3児の父(子どもは11歳の長男と7歳の双子の兄弟)
高校卒業後、あん摩マッサージ指圧師の資格を専門学校で取得、病院のリハビリステーションで経験を積み、その後独立。
妻の妊娠をきっかけに、マタニティマッサージとベビーマッサージをはじめ、その効果を実感。
妻の提案で、現在自身の治療院でマタニティマッサージとベビーマッサージを施術しています。
妊婦さんとベビーの健康のために活躍中。

あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
受験資格を経て国家試験を受験し、合格してはじめて得ることができる難易度が高い資格。
高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣の指定する学校・養成施設で3年以上勉強し、受験資格を得た後、東洋療法研修試験財団が実施するあん摩マッサージ指圧師の国家試験を受験し取得できる。